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ムハマド・ユヌス(グラミン銀行創設者)


私たちはみなそれぞれ内側に隠されたものを持っている。

それを捜し求める機会が十分にないだけなのだ。

自分の可能性限界まで試すことができる環境を作り上げない限り、私たちが自分の内側にあるべきものに気づくことは決してないだろう。

しかし、どこかへ行くかは1人ひとりの人間が責任をもって決定しなければならないことである。

私たちはこの星の航海士や水先案内人のようなものだ。

その自らの役割を真剣に考えるならば、私たちは前もって決めておいた目的地に向かって進むしかないのだ。

―ムハマド・ユヌス―








1940年、バングラデシュ第二の都市チッタゴン郊外で生まれる。

宝石商の8人兄弟の三男として、中流家庭に育つ。

チッタゴン大学を卒業し、同大学の経済学講師を4年間つとめたのち、フルブライト留学生として渡米。

バンダーブルト大学で経済学の博士号を取得し、中央テネシー州立大学経済学部助教授に就任。

1972年、バングラデシュ独立後、帰国。

バングラデシュ政府経済局計画委員会副委員長の後、チッタゴン大学経済学部の学部長に就任する。



ユヌスは、理想主義に燃え、夢をいっぱいに抱えてアメリカから帰ってきた。

自分が身につけた合理的な西欧流のアプローチを使えば、あらゆる問題に対処できるだろうと考えていた。



だが、街には、貧困と飢えが蔓延し、骨と皮ばかりになった人々が路上で次から次へと死んでいく状況を目の当たりにする。

彼が学び、教えてきた経済理論が、目の前で起きている現実問題には何の役にも立たないことに愕然とする。



何かが間違っている。

ユヌスは、無力感に打ちのめされた。

1974年の大飢饉が状況をさらに悪化させている。

なんとかしなければならない。

その日1日、たとえほんの数時間でも、自分を他の人のために役立てることができるはずだ。



ユヌスは、大学近くのジョブラ村の貧しい家庭を訪ね歩く。

そこで、ソフィアという3人に子持ちの若い女性に出会う。

ソフィアは竹椅子を作ってその日の糧を得ていた。

ソフィアは、パイカリ(高利貸し)から5タカ(16セント=20円弱)を借り、商人から材料を買う。

借金を返すために、その日のうちに竹椅子を作り、パイカリ(高利貸し)に売る。

利益のほとんどが、パイカリ(高利貸し)の高い利子に消えてしまうため、一日働いても2セント(2.5円)の利益にしかならない。

高利貸しから借りた者は、ほんのわずかな借金を返しただけで、また再び借金をしなければならない。

彼らは、悪循環に陥り、ますます貧しくなっていく。

死ぬまで高利貸しの奴隷になってしまう。



ユヌスは、わずか16セント(=20円弱)の金がなくて苦しんでいる人の話を聞いたことがなかった。

ポケットに手を入れて小銭をさぐり、ソフィアが資本としてほしがっている、わずかな生活費を与えてしまおうという衝動に駆られた。



私たちの良心は、施しをすることでかなり満足する。

施しは貧しい人から貧困脱出のためのやる気を奪い去り、彼らをますます堕落させてしまう。

なんの解決にもならない。



ユヌスは、なぜソフィアが苦しんでいるのかを考えた。

彼女の抱えている悪循環を断ち切るにはどうしたらよいのか。

自分が5タカを貸してやればいい。

借金をしなくても、材料の竹を買えるようになるし、作った竹椅子を、不当に安い値段に商人に売る必要もなくなる。

今よりも高い値段をつけて自由市場で売ることができる。もっと大きな利益を手に入れることができるはずだ。



ユヌスは、学生に、ソフィアと同じ境遇の人がジョブラ村にいるかを調べさせた。

42世帯の人々が、合計で856タカ借りていた。

アメリカ・ドルにすると、わずか27ドル(3240円)にも満たない。

1世帯が1ドルに満たないお金で悲惨な状況を強いられている。

私が27ドル貸そう。余裕ができたら返済すればいい。



制度化されれば、もっと多くの貧しい人たちが幸せになれるはずだ。

銀行に頼むことを思いつく。



銀行は、貧しい人たちは、「額が小さすぎる」「担保がない」「読み書きができない」「技術がない」「信用ができない」などの理由で拒絶した。

ユヌスは、身銭を切る覚悟で保証人になった。

6ヶ月後、ようやく銀行から融資の承諾を得る。



銀行は「このお金は絶対に回収できない」と言った。

だが、ユヌスが42世帯に貸したお金は全額返済された。



銀行は「1つの村だからできた。2つの村で同じことをやったら失敗する」と言った。

2つの村で試みた。うまくいった。

5つ、10、20.50、100の村に広げて試したが、そのたびごとに成功した。

貧しい人たちは信用できることが証明された。



だが、銀行は考えを変えなかった。



ユヌスは、自分で銀行を作ることを決意した。

銀行設立の許可を求めて政府に掛け合った。

2年の後、ようやく銀行を設立できることになり、1983年に銀行が誕生した。



従来の銀行とは逆のやり方をした。

①借り手たちが銀行に出向くのではなく、銀行員が借り手たちのところに直接出向いて行って融資をする。
週ごと、月ごとに行員が借り手の家に行って、チェックをし続けている。借り手の経済状態がいいかどうか、借り手がローンの返済をできるかどうか、そして家族全体の利益につながっているかどうかを調べる。

②担保となる資産や土地のない人、特に女性を中心に貸し付ける。
貧しい女性たちは、最も苦しんでいる人である。女性たちは、子供たちが今よりももっといい生活ができるようにといつでも心を砕いている。ほんの小さなチャンスであっても、貧困から抜けだそうと一生懸命に働く。貧しい女性たちは、このローンの返済に失敗したら、生きていくことさえ危なくなることを知っている。ゆえに、返済率はより確実・継続的になる。

③「借りての返済能力」を土地ではなく、「仲間からの信頼」を担保にする。
借り手は、5人で1組のグループを作る。それぞれが自分の仕事に必要なお金や収益性について計画を立て、それをグループ内でチェックする。グループのメンバーは同じ村に住んでいるので、お互いの性格や仕事ぶりをよく知っている。お互いが励ましあい、アドバイスしあう構造が生まれるため、返済率は高くなる。

④技能訓練などを行わずにまず最初にクレジット(お金)を渡す。
漁や耕作など貧しい人たちは、創造的で、悲惨な環境の中でも生き残っていく術を知っている。新しい技術の習得に時間を費やすよりも、彼らにすでに備わっている技術を最大限に使うことのできる機会を与える。

⑤一般の銀行が取り扱わないような、数十ドルから数百ドル程度の、ごく小額の資金から貸し付ける。

⑥融資期間が短期で、1回の返済額を小額に設定し、翌週からの分割返済を義務づけ、返済に対する心理的障害を除くように務めている。
完済することで、自信を得て、次の融資を申し込み、事業を拡大する。
それを数回繰り返すことで、自立していく。





数々の障害にぶちあたる。男性社会、宗教家、政治家からの誹謗中傷・暴力的な脅迫にあう。

グラミンは、彼らと対立を避け、静かに、ゆっくり慎重に着実なやり方で活動を続けた。



グラミンは貧困線上に引き上げるために、衛生設備や生活の質の向上をめざした。

雨をしのげる屋根のある家、衛生なトイレ、清潔な水、就学年齢に達した子供の教育、毎日3回の食事、定期的健康診断などの取り決めをした。

飢饉や不足の非常事態に対処するための貯蓄制度、住宅ローン、教育ローン、高等教育ローン、奨学金制度、グラミンのメンバーの家族全員への医療・保健サービス、年金基金制度を設ける。

グラミン・フォン(携帯電話会社)の設立し、農村の貧しい人たちが、ビジネスをより効率的に進めるのに役立っている。

インターネットの導入にも力を入れている。



98%以上の資本回収ができ、借り手の半数以上が貧困層から脱却した。

貧しい人たちを貧困から解放するだけでなく、政治的・社会的な奴隷状態からも解放した。

貧しい女性たちの自由と自立を生み出した。

このマイクロクレジットプログラムは、バングラデシュだけでなく、他のアジアの国々、アフリカ、中南米、に急速に広がっている。

途上国だけでなく、アメリカ、カナダ、ヨーロッパなどの先進諸国までもが関心を示し、貧しいコミュニティで、マイクロクレジットを実施し、成功をおさめた。

戦争被害国であるコソボ、アフガニスタンでも成果をあげている。



ムハマド・ユヌス自伝―貧困なき世界をめざす銀行家
ムハマド・ユヌス自伝―貧困なき世界をめざす銀行家
ムハマド・ユヌス /猪熊弘子 訳/早川書房 (1998/10)

リビング・ヒストリー ヒラリー・ロダム・クリントン自伝
リビング・ヒストリー ヒラリー・ロダム・クリントン自伝
ヒラリー・ロダム・クリントン/酒井洋子 訳/早川書房 (2003/12/23)

マイクロファイナンス読本―途上国の貧困緩和と小規模金融
マイクロファイナンス読本―途上国の貧困緩和と小規模金融
岡本真理子、吉田秀美、粟野晴子/明石書店 (1999/11)

バングラデシュを知るための60章
バングラデシュを知るための60章
大橋正明 、村山真弓/ 明石書店 (2003/08)

「南」からの国際協力―バングラデシュグラミン銀行の挑戦
渡辺龍也 /岩波書店 (1997/03)




貧困を根絶する最良の方法は雇用を作ることである。

経済学者たちは、1種類の雇用―賃金雇用―しか認めていない。

ゆえに、子供の頃から、就職の時に有利になるように、一生懸命勉強してすごす。

就職のための準備を終えると、私たちは仕事を得るために、求人市場に自分から乗り込んでいく。

もし雇用主を見つけられなければ、貧しく惨めな暮らしを余儀なくされる。

人々が自分の運命を自分で操れるようにならなければ、貧困から脱することはできない。

ユヌスは、自己雇用の原点に戻ることを勧めている。



日本人の多くは、ここ数年の不景気により、企業倒産、リストラが相次ぎ、雇用の場が奪われている。

少子高齢化により、年金受給額は減り、高齢者の生活が保証されない時代がやってくる。

政府は当てにならない。自分を守るのは自分以外ないのだ。

自分の人生を、自ら舵取りできる環境が早急に望まれる。

お金を貸したら、それでおしまいではなく、グラミン銀行のように、健康サービス、保険、年金にいたるまで、メンバーの人生全般に関わってくれる民間銀行の存在が、今後の日本にも必要となるのではないだろうか。



グラミン銀行(英語)

日本リザルツ(日本)

マイクロクレジットの問題点



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